MIA [ MOBILESUIT IN ACTION! ]  天国!!
  歴史編


-ラジコン-
ワ イルドウイリー2
TL-01
TXT-1
グラス ホッパー
ダ イナストーム
バ イパー
TB
ア バンテ
ww-EVO
TLT-1
ナ イトロサンダー
エ レクトリックサンダー
ハ イラックス
マ イティフロッグ
XmT4
MINI-Z
TNX
NB16
TamTech-Gear
TA05
HOTSHOT
新ハイ ラックス
CR-01
ワ イルドウイリス
バ ギーチャンプ
CC-01

SkyToyR/C
ド リフト
電 飾
バッ ク付きアンプ一覧

-ガンダム-
MIA
ガ ンコレ
HY2M
Real-G

-その他-
バ イク
デ ビルマン
DigiQ
チョ ロQ
Q-STEER
GUN
XBOX360
ベ イブレード

「ぴー まん工房」は管理人
「pmmc」の趣味のラジコ
ン生活タレ流しサイトで
す。 管理人「pmmc」はラ
ジコン返り咲き組のド素人
なのでこのサイトに書いて
ある事を真に受けて参考に
してしまうと管理人
 「pmmc」と同じドツボに
ハマる可能性があります。
お気をつけ下さい。






-MIAとは?-

MOBILESUIT IN ACTION! (モビルスーツ イン アクション!)の略。
機動戦士ガンダムのモビルスーツを題材としたアクションフィギア。
1999年の6月の発売当初は全高約10cm、PVC製の塗装済み完成品で1000円と言う、当時としては安価な価格で始まった。元は海外のプラモを作ら ない国向けのTOYでパッケージも全て英文だった。
海外ではMSIAと呼ばれ、国内でもその呼び名で用いられる事も多い。



-初期のMIA-

手ごろな価格、卓上に並べられる手ごろな大きさ、まあまあのプロポーションに、ソコソコの可動、何処と無く異国文化の香り漂うそのチープさに一つ二つと買 い足して行く間にそのコレクション製にもハマって行くワシであった。

あにせ子供の頃、ガンプラ作ってもついつい改造してしまいナカナカ完成する事無く、しかもスケールが1/144、1/100、1/60ときて、しまいにゃ 1/72のカットモデルや1/220の色プラまで出て、大きさバラバラ種類もメチャクチャ、ドム3機並べたくてもなかなか買えない完成しない。MS(モビ ルスーツ)が卓上にズラッと並んでドンパチしてるなんて夢のまた夢だったのだ。
もう20年も前の話とは思えんけどねー

しかしMIAならほんの数千円も出せば、TVで手に汗握ったあんなシーンやこんなシーンが再現出来ちゃうのだ!

MIAの素晴らしい所にノンスケールと言いつつも、MS同士のスケール感を守っているというのがあった。
ザクはガンダムより微妙に小さかったり、ドムの全高は同じくらいなのに足が異様にでかかったり。いままで設定画やアニメで見て来たボリューム感やスケール 感が、実際に目の前に並ぶ事で、改めて新しい感動と発見を呼び起こしてくれた。

そしてもう一つの良い点が可動。最初の頃、可動範囲は旧ガンプラのよりは動くかなー程度。二重間接なんて無いし、肩の引き出しだって無いから、ライフル両 手で構えたり正座だって立て膝だって出来やしない。アクションフィギアなのにカッコイイアクションなんてあんまり出来ないのだ。
しかしそこはPVC。軟質ビニールの強みでけっこう無理が効いてしまう。スカートにカッターで切り込み入れるだけで、子供の頃あんなに苦労したスカート可 動改造が終わってしまう。ちょっと間接を削りこんだり取り付け位置をずらすだけで、うんと可動範囲が広くなる。大変だったガンプラ改造がカッターと瞬着だ けで終わるのでその楽しさに没頭して行った。

当時のワシは一人暮らしのビンボーバイト生活。布団とカラーボックスしか無い部屋で『ガンダム破壊命令』を再現して喜んでいたのである。アホである。

その後シリーズは好調の様で次々新商品が発売されて行った。
ガンキャノンのごつさにホレボレ、ゴックの太さにビックリ、ジョニーライデンの格好良さにシビレまくり、ZとWでイライラしたりしてた(出来は知らんけど 作品自体に興味が無い)。

丁度この頃ワシは結婚して長男が産まれた。
奥様はその頃まだガンダムに興味が無く、「ガンダムはモウおやめょ。カッコ悪いじゃん」と付き合ってる頃から促されていた位。ワシは『ゴメン、それだけは ムリ!だってワシの脳細胞の三分の一はガンダムで出来ているんだよ?』と意味不明の屁理屈こねてしのいでいた。
奥様もそんなワシを不憫に思ってか、パソコンデスクの上にささやかに飾られてくMIA達をそっと見守って居たに違いない。ああ、ちがいない。

ワシが仕事から帰ってくると、ビシッと決めたMIAのポーズがへんちくりんになっていた事が何度かあった。ワシは『掃除中に落っことしたかな』としか思わ なかったが、実は赤ちゃんをダッコでであやしてる間見る物も無く、見てる間に段々眠っていた血が騒ぎだした様である。
興味半分触る奥様。へーちょっとカッコイイかも♪。戻すとなんかヘン?
ポーズを直そうとするもなかなか決まらず悪戦苦闘。改めてワシのポージングの素晴らしさ(自分で言うな)を身を以て知る奥様であった。
その後、奥様はワシとビデオでTVシリーズを1話〜最終話まで鑑賞。
ガンダマーとして新たなる人生を歩みだしたのだ!!MIAエライッ!!

緻密さではプラモのMGシリーズにかなう訳も無く、可動ではHGにもかなわないこのシリーズがユーザーに受け入れられる理由は

安い 小さい 統一スケール 改造できる 丈夫 動く カッコイイ

と言う所だったんだろう。

そして翌2000年夏に衝撃が走る!!
ジオング、そしてビグザムの発売決定である!
この両アイテムは設定上の大きさから、今までどのガンダム商品シリーズでも同一スケールで出る事は無かった。唯一旧ガンプラの1/144ジオング位な物だ が当時の多くのガンプラ少年達はショボイ大きさのジオングに失望した事か。
少年達はいつしか大人になり、そのモヤモヤを胸にしまって日々生活していたのである。そんな僕らの心にバンダイが応えてくれた!!
ついに僕らの卓上に『恐怖!機動ビグ・ザム』や『宇宙要塞ア・バオア・クー』のあのシーンが展開されるのである!!
この両アイテムは決して商業的に大成功とは言えなかったかもしれない。しかしMIAの特徴の「安い 小さい 統一スケール」を全面に押し出したアイテム だったと言えるのではないだろうか。


-コレクターアイテムMIA-

その後シリーズが展開して行くに従いマニアの間で海外版のMIA(MSIAと呼ばれていた)の話題が盛んになって行 く。
海外版のMIAと国内版との主な違いは、成型色が淡めで、墨入れが無い代わりに全身にコーションマーク(注意書き)や機体番号が入れられていた。パッケー ジもブリスターパック。
また、国内未発売アイテムも数多く出ている上、『US TOYは再版しない』という噂から「発売されたらすぐに手に入れられなかったら、もう入手不可能」という先走り感でマニアがこぞって買いあさり高値高騰を 招く事に。

また国内では限定版や、一般商品でも再販されないものがオークション等で人気を博していた。
最初に『プレミア』商品となったアイテムと言えば
MS-06R-1A ザクII R-1 黒い三連星専用高機動型ザク
発売日:2000年3月
価格:1,050円
ではないだろうか。
この商品は他にジョニーライデン仕様とシンマツナガ仕様との一緒の発売だったのだが、格好良さから行けばその二点に一歩劣った感があった。
発売当初大して売れ行きも良く無さそうで、何ヶ月も店先に並んでいたのを目にしていた。
異変が起きたのは1年程経った後だったろうか。
あれほど見かけた三連ザクが店頭から無くなってしまった。そしてオークションでは5000円を超え1万円近い値で取引される光景を目にする事になる。
どうやら他のアイテムは再び出荷されているのに対し、大して売れ行きの良くなかった高機動ザクは一度も再出荷されなかった様なのである。既にMIA人気は うなぎ上りで、新しいファンが初期のアイテムを手に入れようとしても高機動ザク、特に黒い三連星だけはどうしても手に入らない状態だったのである。
なんで黒三だけが?
答えは簡単♪
多くのユーザーが三体そろえようとしたから
今までのMIA以外の商品で、ドムを3体揃えた事のある者は多くても、後設定の黒三高機動ザクまで三体揃えた強者はそう多くないのではないだろうか?出費 もさることながら置く場所や作る手間を考えるとそう簡単には手が出せない。しかしMIAならMG一体分の出費で黒い三連星が揃えられる。MIAの特徴の 「安い 小さい」が最大限に生きるアイテムであったのだ。
その後、再販されないと思い込んでいたこのアイテムが再販され、高値高騰時に手を出したモノ達が地獄に堕ちた事は言うまでもない…

余談だがワシは値上がる前、店先から減り始めた頃購入し、高値高騰時にいち早く再販情報を聞きつけ売り逃げ、再販後三体揃えた…
ゴメンナサイ
しかしこの事がきっかけで、多くの情報を皆で共有出来れば、このような悲劇を再び起こさずに済むのではないかと思い(オマエが言うなと)携帯サイト『モビ ルスーツインアクション天国!!』(閉鎖)開設に至ったのである。

そしもう一つのプレミア、限定版である。
「ファミ通攻略本限定キャスバルガンダム」や「ハイパーホビー誌注文生産ガルマザク、シャア専用ドム」等である。
キャスバルガンダムはプレゼント品のため元々希少で数万の値が付く様になっていたが、ガルマザクは受注生産品で、誰にでも手に入れられる物である筈だっ た。
ワシもその時のハイパーホビー誌はチェックしていて買う気満々だったが、誌上に掲載されていたガルマザクのあまりの出来の悪さに買う気が失せたのを覚えて いる。
せめて頭部のバルカン砲は何とかして欲しかった…
そのお陰かやはり後に希少性が高まり5〜8万の値が付いていた。

MIAは金になる

そんな市場の意識を煽るかの様に次々と様々な方法で限定版が発売されていった。

特に、ユーザーを人とも思わない悪鬼の如き限定版が
PS2ソフト「サンライズ英雄譚2」限定シリーズ
◯ブルークリアーZガンダム
 ソフト初回生産分に1/10の確率で配布 

◯アムロ専用ガンダムMk2
 ソフトに入っている応募券一枚で抽選1200名

◯キャスバル専用 ガンダムMk2+Zガンダム+百式 セット
 応募券二枚で抽選400名

つーかオメ、同じゲームソフトそんなに買ってどうすんだよ!?
しかも赤いマーク2やZもさることながら、赤い百式って意味解らなすぎやしませんじゃろか!?先のファミ通キャスガンの人気をみて『取りあえず赤く塗っと けー!!』ってのが見え見え!!しかもソフト2本買わせて抽選かよっ!!

と当時のユーザーの方々は思ったに違いない。
案の定オークションでは30万円近いの値をつけ出品する者も居たが入札される事はあんまりなかったようだ。(あんまりってのがこの世界の怖いトコだ)


-衰退-

多種多様なラインナップで市場を拡大していったMIA。
その隆盛はとどまる処を知らず…と思われたがそうでも無かった。
衰退の始まりは2001年発売のガンダムセカンドバージョンだとワシは思ってる。
MIAは「安い 小さい 統一スケール」が最大の売りだとワシは思っていたが、いつまでもそれで通用する筈も無かった。もっと出来を良く、もっと動く様 に。そうした市場の欲求に答えるべく2ndガンダムは発売された。
一言で言えば不格好。確かに素晴らしく動くしディティールもパワーアップしていたのだが、今までのスリムなMIAの印象からはかけ離れたボリューム。武器 類も異常なまでに大きく明らかに今までのシリーズと並べると浮いてしまうのである。しかし初期のガンダムがあまりに出来がブーだった事もあり、ワシなんか は2ndを自分でプロポーション修正して並べていた。
その後の2ndシリーズはどれもボリューム過剰で造形も明らかにダルい。まるで原型師が変わったのではないか?(実際そう言う話も耳にしたが真相は不明。 まぁモノ見れば言わずもがな)という印象だった。
あの時期発売されていたMIAの造形には(ワシの見た目には)3種類あったようだ。

・2ndに代表されるボリューム過多のマッシブルでダルい造形
・通常シリーズの支離滅裂な造形
・今まで通りの通常シリーズのシャープな造形

しかし最後の今まで通りの造形の物の多くは先に海外で販売済の物ばかりで、新造形の物の多くは、特に通常シリーズやガンダムSEEDのAMIAの造形は カッコイイとはかけ離れた造形の物がほとんどだった。

また価格的にも千円中盤から後半、二千円を超える商品も多くなり「MIAは安くて統一スケールでカッコイイ」と言うのは過去の話になりつつあった。
実際に売り上げ上で衰退してたかと言うとそうでも無いかもしれない。シリーズは相変わらず続いているし、ほぼ毎月新作も出続けている。ただ、あの市場に蔓 延っていた異常とも言える熱気は無くなっていた様に思う。
少なくともワシはこのままフェードアウトしていくモノだと思い込んでいた。



-それでもMIAが好き-

EXTENDED MOBILE SUIT IN ACTION!!の発売は衝撃だった。確かに昔程買いやすくはなくなったが、今更進化を止める事など出来ないのだ。更なる進化をするしか無い!
全身塗装済で可動範囲はガンダム立体物中最高峰(?)。劇中を再現するボーナスパーツも盛りだくさんで、造形も誰が見てもそれなりに納得出来る物に仕上 がった。
何よりポーズを決めた時がカッコイイ!
初期のMIAでは絶対不可能だったポーズがいとも容易くとれる。簡単に改造する余地はほとんど無くなった様にも思うが、十分に楽しめるシリーズとして MIAは生まれ変わった。

また、通常シリーズも造形的にも格好良さが復活。作りも凝っていて、これからが楽しみである。出来れば価格面でより頑張って欲しいところではあるが…(内 容的には安いくらいだってわかるんだけどね)

既にMIAはガンダム商品として定番と呼べるところまで育ったようだ。
この価格帯のガンダムフィギアと言うと後に出たHCMproがあるが、ガシガシ遊べるフィギアとしてはMIAに軍配が上がる。
今だMIAに変わるガンダムアクションフィギアは無い。
これからもより良い製品開 発に頑張って欲しいものであ〜る。


























inserted by FC2 system