2005/05/25
|
レストアスタートでーす。
レストアするに当たり、まずは情報集め。webを探しまわるも国内ではあんまり役に立つ情報はなかった。自分にとっては当時のフラッグシップモデル、憧れ
のマシンだったが20年の月日はハイラックスの存在を世間から忘れさせてしまったのか!?
んじゃ、こういうときは海外海外。
したら、出るワ出るワの、ハイラックス祭り!
この手の見るだけでスゴイ!って言うマシンは、外人さん大好きですな。
んで参考になった海外サイトの中でやっぱりこの2つっての紹介
「tamiyaclub.com」
言わずと知れた田宮系海外サイト最強(?)。英語が読めない自分にゃ9割方意味が分からんが、それでも役に立つ情報満載。ここの動画にハイラックスのがい
くつかあった。デカールの復刻なんかもしてるみたい。
「RC4WD.COM」
ビックフット系のパーツを扱う通販サイト。TXTの改造ではお世話になっとるが、まさかハイラックスまで取り扱ってるとは思わなんだ。パーツのラインナッ
プ数なんてTXTと変わらないし。レンズやグリルなど、ボディ周りのの部品が充実してた。
|
んで上記の
「tamiyaclub.com」で見た動画。
始めに見たのはカントリーにのせて、丘っぽいとこをノッタラクッタラ走ってる動画。最後に変なウエスタンおやじが出てきて終わる。
タイトル「The unknown Stuntman」
まーなんつーか、20年前のラジコンったらこんなもんだろうなーと思って見てた。
そしたら下の方にもひとつハイラックス動画が。
タイトルは「HARDCORE 3 speeds!」
これがモー驚き。飛ぶワ、跳ねるワ、沈むワ
沈むワ?
そう、泥水の中ボンネット付近まで水没して走ってる!
スゲー○カ
ビバ!ラジコンバ○
つーか、オークションで高値取り引きってナニ?位のBAKAM○N○(フセレテナイ)
TXTの動画も色々見てて、人がのぼるのもしんどそうな急坂を全長1m位あるTXT(だったもの?)(らしきもの?(いや、らしくすらない))が登って
いったり、階段登っていくTXT(の部品は一つも使われてないであろうもの)とか、常軌を逸した動画もあったが今回ほどの驚きと感動は無かった。
だって、月面探査機が月面走ってたってナンモ驚かないじゃん。異形の車がとんでもない走り見せても「すごいなー」ってだけ。
でもハイラックスはまんまアノ形。ザバザバジャブジャブよ。
動画の最後にコキタナイおやじ3人が出てきて最後の一人が屁こいて終わる。
君たちは正しい!!きれいにレストアして、大事大事に家の前でギヤチェンジして遊ぼうなんて思ってた自分が恥ずかしい。
まずは奇麗にレストアして、ワシもガシガシ遊ぶぞっ!! |
|
ボディをペイントしてるんだ
が、問題はデカール。
別にTAMIYAデフォルト色にこだわる必要はないんだが、やっぱり純正カラーが一番カッコヨロシイ
作るか買うかしかないが、ヤフオクで出てくるの待つ程気が長くないし、どうせ高値だろうからオクはなし。
web上でデカールのデータ見つけたが。そのまま使える程解像度高くなかった。
海外の有名サイト「tamiyaclub.com」で復刻版の販売してる風だけど言葉が分からん。
|
|
しょうがないから
webで拾ったデータ元に、
イラレでデータこさえる事に決めたが、これがなかなか大変だ。つーか、死ぬ程大変・・・
会社で使う使い方とはちょっと違うし、なによりあの大量の企業ロゴ。イッコイッコ作ってらんねー。
しかしハイラックス復活のためになんとか完成させねば!!
田宮さんボディ復刻シテー(TT;
(2012年、めでたく復刻されました♪欲しい…)
|
|
説明書があるわけ
でもないので、常に
『???』が付きまと
う。
テールランプ部のこのスリットはナニ?
取りあえず埋めといた
|
|
|
|
塗装中〜
以下、長いから読まない方がいいよ
前
オーナーのスケバンデカはほ
とんどがラッカー塗装だったのでヤスリがけついでに削り落とした。前の塗装が部分的に残ってると、塗装を塗り重ねて行くにつ
れ浮き出てきたりするからキッチリ落とす。とはいえモールドの関係で取りきれなかったトコもあった。
全体を800番でやすった後、サフェーサーはプラモ用の白1000番使用。
一気に吹かず、薄く、薄ーく、5〜10分間隔で乾かしては吹いてを繰り返す。
完全に下地が見えなくなって後数回吹いて丸一日乾燥。
1000番のペーパーでならす程度にやする。エッジをヤスリすぎて下地が出ないよう気をつける。メタリックや隠蔽力の低い色は下地の色がもろに出るので、
やすって下地が出ちゃったらまたサフェ吹きしなきゃいけなくなる。
んで本塗り。タミヤスプレーのライトメタリックブルー。サフェの時もそうだったけど最初の内は離して薄く吹く。距離は30〜40cm位?飛散した塗料の粉
が舞って付いちゃった位な吹き加減。あんでそんなに離すのか?
バーッ
と吹くと、
キチンと脱脂してても手の油
やゴミやら汚れやらで塗料のハジキがおきる場合がある。
タレる場合もあるし、タレまでいかなくても、塗装対象ブツの表面で液状のままだとエッジだけ塗料が弾かれ、広い面の部分にだけ塗料がたまる。これを何度も
繰り返してもエッジにはいつまでたっても塗料がのらない状態がつづく。
また、メタリックの場合塗料の中にフレークっちゅう金属粉が入ってて、それがキラキラしてるらしいんだが、ブツ表面で液状を保っていると、重いフレークだ
けが液の中を泳いで下にたまってしまう。メタリックのムラは大体コレ。ラメにいたっては重すぎてまともな塗装面にならなくなる。タレないまでもフレークは
液の中で沈んでしまい寝た状態で付着。キラキラ感が落ちるそうな。
離して吹くと、空気中で塗料の霧は乾き、生乾きの状態でブツに付着。湿った粉がまとわりついてる状態。この状態だとブツ表面で塗料が流れる事はない。塗料
の勢いも弱くなるのでエッジにも均等に塗料がのる。空気の流れが速すぎると塗料がブツに付かずに表面避けて飛んで行っちゃう。高速で走ってる車を雪が避け
て行くアレですな。
また、少々ハジキの原因があってもそれなりに塗料がのる。
メタリックのフレークはブツ表面に塗料と一緒に付着。フレークも寝たり立ったりした状態で付くのでキラキラ感が増す。 |
この状態だと半乾きの状態の塗装面になるので10分も置くと触れる程度に乾く。これを
エッジを中心に
繰り返し(10回位かなぁ?)、表面に大体まんべんな
く色が付いたら一旦乾かす。
後日、クリヤー吹き。
使ったのは車用のボディペン。模型用のスーパークリアーUVカットなんて仰々しい塗料も買ったんだが、1本じゃ足りない事が青メタ吹いてて分かったので、
量の多いボディペンにした。
またボディペンは模型用塗量より塗膜が強いからラジにはむいてるかなー
離して吹くとブツとの間が離れてるから当然空気中のホコリも拾い易くなる。付着したホコリを紙ヤスリでチョコチョコと取る。周りの塗装面に傷つけないよう
に。ホコリごと根こそぎ塗膜をとらないように。
で、吹き付け。今までよりはやや近め。それでも表面がツヤツヤ平らにならない程度。今までと違うのは吹き付ける間隔。今まで5〜10分、ほぼ表面が乾いて
から次を吹いてたが、今回は2〜3分?毎くらいに吹く。
ミストがブツに生乾きで付いて乾く前にまた次のミスト。塗膜が重なるにつれ表層の溶剤が先に吹かれた塗膜を再び緩くしながら重なって行く感じ。
本
来艶のある塗膜
を作るには、タレる直前まで
たっぷり吹き付けるって言われてた。確かにそうなんだけど、それが出来るのは水平に置いた平面に塗装する時だ
け。車のような立体にやろうとしても、水平面と垂直面ではタレる許容量は全然違う。当然、垂直面には艶が出ない。面ごとに塗って常に塗る面を上にしても、
飛散したミストが他の面に付いて艶が無くなる。
離して吹くと、当然艶が無くなる。
でも、今回やってるみたいに、乾く前に重ねて行くと塗膜が犯しあって、下の方の層ほど粘性の高い、厚い塗膜状態になる。こうなると少々厚く塗り重ねて行っ
てもタレにくくなる。 |
塗膜を重ねるにつれ徐々にゆっくり、近く、たっぷり吹き付けて行く。この時も塗膜の状態
をよく見なが
ら慎重に。
今回ボディ前側と後ろ側の2つを同時に吹いてたけど、ほとんど間を置かずに交互に吹いてた感じ。表面の塗膜の凸凹が残るようでは塗膜が薄すぎ。結構たっぷ
り平滑な塗膜になっても、下の塗膜がしっかり生乾き(?)なら以外とタレない。
吹いてる時は部品を手に取り常に上に下に、塗膜の状態を見て回しながら吹いてた。
|
と、まあいい加減な我流な方法だけど、こんなんで結構艶のある塗装が出来る。
後は4日〜1週間乾かせて出来上がり。
この後研ぎ出ししたり、ウレタンかけたりすればもっと艶のある塗膜が出来なくもないんだろうけど、経験上、1500とか2000番のペーパーで平滑にして
バフっても、吹きっぱなしで上手く艶の出た塗装よりも艶を出すのは難しい。一番簡単に艶が出るのはやっぱりウレタン吹きっぱなしだったなぁ(バイク塗装の
話)
くれぐれも!我流だから!!『へ〜、そんな事してる人もいるんだなぁ〜』位な気持ちで読んでおいて下さい!!
|